ゴールデンバット新型

禁煙が叫ばれて久しい昨今。

時代に逆行するようなことを書いておく。

ゴールデンバット

 このタバコは平成28年6月以降にフィルターが付いたことによって、とてつもなく美味しいタバコに変わったと感じる。

 私は、ラム酒を飲んだことがないので風味というものは分からないが、パッケージに記載されたSWEET & MILDの謳い文句に嘘はないと確信した。

 ラム酒の話を書いたが、ゴールデンバットを語る上でこのラム酒という言葉があちこちに転がっている。

ゴールデンバットを吸うたびに何となくこの意味が分かる。

価格は260円と国産たばこでは最も安価な部類に属するが、価格以上あるいは3倍4倍の旨さがある。

 タバコに火をつけ一息吸い込む。

以前の両切りだった頃は、ここで咽こんでしまうためゆっくりクールスモーキングと呼ばれる吸い方が必要だった。

また、パッケージはセロファン未包装だったこともあり、カラカラに乾ききったタバコは加湿が足りずに苦く辛かった。

 本来のSWEET&MILDの風味を味わうためには、適度な加湿がどうしても必要だった。

しかし、しかしだ。

 フィルターが付き、未包装だったセロファにも贅沢に包装されたため、封を切った瞬間から最適なゴールデンバット本来の風味を味わうことができるようになった。

 芳醇な味わいとはこういったことなんだろう。

透明で青白いさわやかなタバコの煙が肺に入ると、ラム酒の香と呼ばれる何とも表現し難い香りで心が満たされる。

 こんな神経を真から癒すタバコを今まで吸ったことはない。

そもそもタバコとは、嗜好品であって個人の感性、好き嫌いで銘柄が決まる。

タバコを吸わない人にとって、ただの煙に味があるのか?と仰るでしょうが、銘柄によって全て違う。

 パッケージに関しても好き嫌いが激しく、喫煙者にそれぞれ完成によって銘柄を選択している。

 

ゴールデンバットのパッケージは個人的には最高のデザインではないかと私は思う。鮮やかな緑に蝙蝠の絵とGOLDEN BATの金文字。

 太宰治が愛してやまなかった理由がうなずける。

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というわけで、ゴールデンバットに火をつける。

心休まる時間、永遠に続いてほしい。